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旧鷲ノ巣崎遊歩道 #2
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ホテル浦島
坂井博士の安否を心配する母子
窓の光景から実際のホテル浦島の客室を使って撮影しているが対岸の旧中之島ホテルや稜線の見え方からすると高台に立つ山上館からの撮影ではないだろうか。中之島ホテルは経営形態が替わり建物老朽化もあり一部解体されている。(対比画像は解体前)
突如現れたシオマネキングに逃げる母子
二人が降りてくる階段辺りは取材時がリニューアル工事中だったこともあり確認出来なかった。ブログLooking for locationsの記事によると工事前に既に使用されていなかったようだ。
階段の先の傾斜に面影がある。
滝が救出に来るが徐々に追い詰められてゆく。
3人が乗り込んだのは当時本館と山上館を繋いでいたケーブルカーだが現在では「スペースウォーカー」と名付けられた高低差日本一を謳うエスカレーターにとって替わっている。
出典:仮面ライダー 第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」毎日放送/東映 1972年8月19日放送
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狼煙山
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紀の松島
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晴海第8倉庫【旧 鈴江組倉庫 晴海埠頭営業所】
ライダー隊本部にショッカーからの伝書鳩が届き、本郷に宛てて地獄大使の処刑に立ち会えという首領の声が流れる。
指定された晴海第8倉庫へ向かう本郷。
本郷が走ってきたのは実際の晴海埠頭の岸壁。埠頭の突端(現在の晴海客船ターミナル方向)から走ってきている。待っていた戦闘員に本郷が連れて行かれるのは現存しない晴海埠頭1号上屋(日本通運)。「ー3」という街区表示が見切れるが現在の区分では「晴海5−4−3」、現在は東京オリンピックの選手村を前提とした高層マンションHARUMI FLAGが建つ。その様子を伺う滝が隠れているのは岸壁沿いに複数並んでいたジブクレーンの足元。
倉庫へ侵入するシーンは先と別の建物、鈴江組倉庫(現 晴海コーポレーション)に移動している。此処もオリンピックに合わせて解体の煽りを食うかと思ったがリノベーションの計画も出ているようでオリンピック後の動向に注視したい。
脱出した滝と地獄大使が隠れたのは1号上屋の南西側にあった野積み場。大量に積まれている木材は東京湾の埋め立てに使う矢板だろうか。
アジトの倉庫を脱出しバイクに乗る本郷
本郷の横には埠頭に引き込まれていた東京都専用貨物鉄道晴海線の貨車が確認出来る。
脱出した滝と地獄大使を追う本郷に謎の怪人が襲いかかる。
本郷が走ってきたのは最初に連れ込まれた1号上屋の前。
本郷の背後に見える紅白の煙突は豊洲にあった東京ガスのものか。
筆者がロケ地を回り始めた2009年ごろはまだ鈴江コーポレーションの倉庫も現役で使われており、作業していない時は建物近くまで寄って写真を撮る事が出来たが気づけばオリンピックが決まり倉庫は囲まれ、空き地だった1号上屋付近にはマンション群が建ってしまった。今回、検証に使用した画像の一部はまだ倉庫に近づける頃に撮っていた物を使用しており、現在此処まで近づく事はできない。
鈴江の倉庫の保存が決まった事は嬉しいがこの記事を書いている現在(2021年2月)、未だオリンピック開催も危ぶまれた状況のままロケ跡地に近づけない日々が続いている。オリンピック開催はともかく早く跡地に近づける日が来て欲しい。
なお、劇中で首領が宣言していた地獄大使処刑の日である9月30日はこのエピソードの実際の放送日。観ていた子供たちはドキッとしたに違いない。
出典:仮面ライダー 第79話「地獄大使!! 恐怖の正体?」毎日放送/東映 1972年9月30日放送
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日吉北側
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浜松の砂漠【中田島砂丘】
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多摩川のカヌースクール
河原でキャンプをする女性キャンパーたち…
テントを張っていたのは青梅を流れる多摩川の神代橋の上流側の河原。現在はカヌースクールが存在する。
川で米を研ぐキャンパー
冒頭のテントの場所から直ぐ川に降りた場所だが当時に比べ砂利に流出で水面が1mほど下がっている。映像で水面に顔を出していた岩が現在は腰ほどの高さに在る。
水中から突如現れた怪人
撮影した日が特にそうだったのかもしれないが水量も少なく怪人が潜るほどの深さは無い。
河原から先のテントの場所へ上がる岩のスロープ。カヌースクールの方に尋ねたところカヌーを川に下ろしやすくするためになだらかに岩を削ったとの事だった。
テントに戻ると薪を拾いに行っていた二人が気絶している
現在はカヌースクールの小屋が建てられている。
処刑されたショッカー戦闘員
倒れたキャンパーたちを発見する少年ライダー隊員
出典:仮面ライダー 第80話「ゲルショッカー出現!仮面ライダー最後の日!!」毎日放送/東映 1972年10月7日放送
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ゲルショッカー日本支部結成式【猿島】
ゲルショッカー日本支部結成式が執り行われる猿島へ向かう本郷と滝
此処は猿島と横須賀港間を繋ぐ連絡船の船着場。10年ほど前まで当時のままであったが現在はリニューアルされている(対比写真はリニューアル前)。
猿島へ潜入する二人
以前にも紹介しているが切り通しになった通路はウッドデッキが敷かれ観光客が歩きやすくなっている。
結成式会場は島中央にある展望台広場。この施設は戦後に作られたものだというが真相はいかに。
ライダーとガニコウモルの戦闘は島の東端に在る海浜展望台
相討ちになったライダーを憂う滝
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城南大学病院
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渋川松井田線 #2
イモリゲスの企んだ飛行場建設計画を阻止した本郷たちは牧場を後にする
本郷と滝が走っているのは渋川松井田線の伊香保の温泉街から榛名山へ向かう途中。事前の確認で位置を見当違いして撮影してきてしまったので慌ててドラレコ映像をサルベージ、広角映像の一部を劇中アングルに合わせ切り取ってみたが反対車線ということもありイマイチ一致していないが…
道路左側の導入路は現在は長峰ヘリポートへと続くが当時は何の施設だったのだろうか。
こちらは見当違いで撮影してしまった画像…
関連記事:渋川松井田線#1
出典:仮面ライダー 第77話「怪人イモリゲス じごく牧場の決斗!」毎日放送/東映 1972年9月16日放送↧
ロケ地大画報vol.1
仮面ライダー放送50周年を迎えつつオリンピック、コロナ等の影響でコミケ、資料製博覧会と続けて発表の場を失ってしまい大きくお披露目する場がありませんでしたが、以前にブログ記事を元に刊行した同人誌「仮面ライダーロケ地大画報vol.1」を50周年のタイミングでアップデートしたvol.1 50周年記念版を作りました。
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仮面ライダー初戦闘シーン考察
仮面ライダー第1話のメインロケ地である小河内ダムでは天候不順、造形物制作の遅れもあり予定のカット数を撮りきれず後日追加撮影が行われた事が史料から判明している。当ブログでもその一つである蜘蛛男との決戦シーンが多摩川の二ヶ領上河原堰堤で撮られている事を紹介している。
その決戦シーンと同日に行われたライダー初登場から蜘蛛男初戦も生田スタジオ近辺で撮られていたが具体的な場所に関する傍証は得られないままだった。
初登場のファーストカット自体は小河内ダムの湖畔なのだがそれに続く造成地のような場所での戦闘シーンは殆ど周囲が映らず特定が難しいのだ。
先日、別件の調べ物をしていて第1話を見直していてふと気づく事があったので検証してみよう。
ライダー登場前、アジトを脱走した本郷と緑川博士が蜘蛛男に捕らえられ戦闘員に運ばれるシーンを見てもらいたい。博士を運ぶ戦闘員と手前に立っている赤戦闘員の足元はむき出しなった茶色い土だが背後の土手の部分は白い砂の地層が見て取れる。
実はこれとよく似た場所を既に紹介している。一文字ライダー初の変身ポーズをとった場所がそれだ。その場所には緑川博士が担がれるシーンとよく似た茶色い土の土手の斜面の一部に白い砂の地層が見てとれる。また、土手に向かって右後方には戦闘員の背後のような草の生えた傾斜がある。
左が第1話、右が14話
アングルは異なるがこの場所を少し引いた方向から捉えた映像がこちら、仮面ライダー第29話。砂地と茶色い土の層の土手の脇に鉄板の仮囲いに覆われた場所があるのが確認出来る。
仮面ライダー第5話では土と砂の土手の全景が確認出来る。これを見ると1話の緑川博士が運ばれるシーンで土手の後方に背の高い木が生えていたのと一致する。
土の傾斜の下の平坦になった場所が土手の上と異なり背の低い草に覆われているように見えるが1話の件のシーンで土手を駆け下りたカットでも同様だ。
また5話の本郷のトレーニングシーンでは先の塀も一瞬確認出来る。
偶然一致している、と考えられなくもないがクランクインからしばらくの当時の生田スタジオ作品のロケ地のレパートリーからすると否定する事も出来ないのは事実…これらを踏まえ現地で対比するとこのようになる。
緑川博士の後方、砂と土の地層の先に背の高い木々。
掘削で露出した土手の上に草の生えた傾斜
草の生えた平坦な土地の先に土の傾斜
転がり落ちる土手の先に仮囲い
平坦な場所から見上げた土手の上
土手から見下ろした草の生えた平坦な場所
以上、これらの事から現時点で筆者の推測ではライダー初戦闘シーンは一文字ライダーが初めて変身ポーズを取った場所と同じだと考える。もちろんあくまでも推測の一つで別の場所という可能性もあるだろう。異論などあればぜひコメント欄にお寄せいただきたい。
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峰病院
ショッカーに囚われ強制的に協力させられていた科学者峰は処刑されそうになった既のところで脱走、妻の病院に辿り着くが…
峰病院の外観として使われたのは町田市図師町にあるよしの病院。現在も施設が大きくなって同じ場所に存在する。
峰の妻を追おうとするサソリトカゲスを阻止する本郷
サソリトカゲスが振り向いた先の本郷が立っているのは峰病院の前ではなく八王子の中央大学の駐車場。恐らくスケジュールの都合か藤岡氏は峰病院ロケ地には行っていないのだろう。変身後の戦闘は稲城の土砂採取現場、通称"三栄土木"に移る。
三栄土木の高台から北側の府中方向を望む。
背後の大きな崖は10年ほど前まで原型を留めていたが再開発により消失してしまった。
このエピソードでショッカー科学者役で出演したささきいさお氏は40年後に製作された『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011)』で同じくショッカー科学者(パラレルな設定で少年ライダー隊のナオキの成長した姿ではあるが)として出演されている。
出典:仮面ライダー 第81話「仮面ライダーは二度死ぬ!!」毎日放送/東映 1972年10月14日放送
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深山橋 奥多摩湖
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三頭橋 奥多摩湖
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新宿駅東口
藤兵衛が旧友の中村と待ち合わせしたのは新宿駅東口。東口の正面玄関ともいえる新宿ステーションビル(当時)の入り口前。改装され名称をマイシティ(1978年から2006年3月まで)、ルミネエストと替えながら現役の駅ビルである。
偽の呼び出しアナウンスに騙される中村
中村の上がってきた階段は新宿ステーションビル東側にある東口広場の地下駐車場入り口だと思われる。現存しているものの現在では非常口か搬入用としてしか利用されておらず、部分改修を受けているため詳細が確認出来ず…
怪人に憑依される中村
車を停めて待っていた藤兵衛
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新宿駅
ラッシュ時の新宿駅に雷を落とすという作戦を首領に語るブラック将軍
映し出されたラッシュの映像は新宿駅8番線(第6ホーム)の山手線。現在では乗り入れる路線も増え番数が変更されているが山手線の乗り入れる場所自体は替わっておらず現在の14番線(2021年現在)。階段の位置も替わっていないだろうが具体的な場所を特定出来なかったので柱と階段手摺りのタイミングの合った位置で検証。
ライダー隊本部で拉致された藤兵衛たちが新宿に移送された際に新宿駅のイメージとして再び山手線ホームが映る。この際に映るのは進行方向と陽の当たり方から冒頭と同じ8番線側から映した外回りの9番線だと思われる。
続いて映し出された改札は京王線の京王西口改札。
いずれもこのエピソード用に撮影された物かは不明、他作品からの流用、もしくはライブラリーフィルム、ニュース映像の類かもしれない。
出典:仮面ライダー 第82話「怪人クラゲウルフ 恐怖のラッシュアワー」毎日放送/東映 1972年10月21日放送↧
早坂発電所
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西新宿
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