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Channel: 仮面ライダーロケ地大画報
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吉見百穴(よしみひゃくあな)

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一文字にたしなめられ自分たちだけでショッカーのアジトを探そうとするマリたち
吉見百穴の全景が映るが下に建物の青い屋根が映る事から敷地外から離れて撮影していると思われる。



仲間の危険を察知し駆けつけた一文字。
古墳の解説が書かれた看板を利用して何故かアジトの看板を出す親切なショッカー。

子供たちを救出し走り去るライダー


菅馬場3丁目/菅馬場公園

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前回の記事を見たEROOYAJI氏から71年当時の菅馬場~寺尾台の航空写真画像を頂いた。
下の画像中央左側の白い部分が「仮面ライダー」、「帰ってきたウルトラマン」の放送時の造成の状態。
現在の物と比較してみた。
画像上部分の現在の航空写真の白丸の辺り、白黒の72年時の緑丸辺りがステーションNo.5のセットが組まれたりドクダリアン決戦の撮影があった個所にあたる。

緑丸の近く川崎市立南菅小学校と菅馬場公園の間に当時の土手を生かした段差がかろうじて残っていた。
この土手が当時の位置だとすると対比写真はこんな感じ。
一致するのは赤丸の寺尾台団地の給水塔くらいだがまさにここだろう。左側の紅白の塔は生田配水池の調圧塔だが1年ほど前に解体されてしまった。
この「帰マン」のカットを元に造成地以外映り込みの無くカメラ方向の掴みにくいドクダリアンの映像を割り出すとこんな感じ。

前回の記事で解説したもののややアバウトな印象だったので少しすっきりしました。



旧東京都道神奈川県道139号線

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サボテグロンを追って日本にやってきたFBI捜査官を乗せた滝のジープ。
この道は旧東京都道神奈川県道139号線横浜市青葉区奈良町付近。こどもの国緑山霊園合掌の杜TBS緑山スタジオシティの間を走るいわゆる鶴川街道の一部で90年代頃まで「緑山サーキット」「緑山峠」と呼ばれ走り屋のメッカだったが現在は事故防止のために車両の通行が規制され遊歩道となっている。そのため擁壁こそ面影を残しているが車道半分ほどまでが歩道化されセンターラインが無くなり当時とは趣が異なる。

サボテグロンを倒しZ計画を阻止した一文字隼人。
第15話ラストの伊豆ぐらんぱる公園を走り出すとこの道に切り替わる。


田ノ入取水堰

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捕らえられた立花レーシングクラブのメンバー達は北峯山の麓へ連行される…
この古く大きな堰堤は講談社オフィシャルファイルマガジンではロケ地不明とされていたが、ここは現在の丹沢湖の三保ダムにあたる場所にあった東京電力田ノ入取水堰。
三保ダムの竣工が1978年なのでこのエピソードやバロムワン16話などの撮影後数年のうちには姿を消したと思われる。
航空写真を遡って見て行くと完全に解体された後、現在の三保ダム本体のロックフィル(岩を積んでフィルター状になっている部分)が作られているのでロケ地が現存しないというより土中に埋まってしまった状態。


堰のあった辺りのロックフィル部分の頂上から同方向を撮影。劇中画像の右後ろに見える山が撮影画像の右下に湖面に頭を出している山の中腹と思われる。後方は権現山か。
 すっかり手摺にピントが合ってしまいボケているが下流側で当時のままの部分、左岸側の岩肌が辛うじて一致している。劇中に見えている右岸の山部分は全て掘削され無くなっている。
全くよく判らない対比だが現在のダム本体のロックフィル部分(要は現在は土中)に存在していた為に角度をあわせるとこのようになる。劇中で左後方に見える白い管はこちらもダムに沈んだ旧落合発電所の落水管。
重力式コンクリートダムではないのでこの放水路部分は以前は山だった部分。ダム本体はあくまでも右側に植樹もされている斜面の部分。
三保ダム脇にある現在の田ノ入発電所
 丹沢湖記念館に展示してあった往時の航空写真。落合発電所と田ノ入取水堰の位置関係がよく判る。
堰堤全景
この河内川や世附川の上流で何度かロケ(ライダー54話、58話、V3 31話等)が行なわれているが三保ダム建設によって水没し訪れる事が出来なくなってしまった。現地検証はいつか記録的な大干ばつでも起きる時を待ちたいと不謹慎ながら思っている。


なお、この堰堤に関する資料はネット上では極めて乏しく、また国会図書館などにもあまり参考になる物が無かった。まだ未見だが当時の神奈川新聞社編・発行『丹沢湖』(昭和53年)、神奈川県企業庁編・発行『三保ダム建設工事誌』(昭和56年)等が参考になると思われ神奈川県内の一部の図書館では取り扱いがあるようなので興味ある方は是非。

京浜島

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ザンブロンゾを追い詰めたライダーと滝
ザンブロンゾとの決戦は羽田空港の駐車場から一転しめ立て間もない京浜島に移る。
当時は何も無い状態だが現在は工場や倉庫などが立ち並び見通せることが出来ないので島の外周をアングルを合わせながら撮影。
滝の後方に見えるのは首都高羽田1号線と東京モノレール
薄っすら見える建物は森ヶ崎水再生センターの施設と思われる。
ザンブロンゾ後方は羽田空港整備場の建物。
ライダー後方に建設途中の城南大橋のたもとが見える。

コニー山田 #1

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コニー山田が登場するカットがどこも同じような造成地なのだがその都度撮影場所が異なるので順に追ってみた。

事件を追ってやってきた若駒山中で男の悲鳴を聞いた一文字。
一文字が走ってきたのは生田スタジオ裏の多摩美公園。春先に撮った写真なのだがこの頃からガス管埋設工事が始まっていてそれまでライダー撮影当時とあまり変わらなかった読売ランド前駅方向に抜ける道がかなり変わってしまうんだと思います。
村人を襲った怪しい黒装束の男を追う一文字とコニー。
コニー山田がバイクで追って行くカットは稲城市坂浜にあったタマサーキット(現日大稲城総合グラウンド)。
アルマジロングに追いつくも返り討ちに遭う一文字。
ここは残念ながら判断出来なかった。他のカットととは草の生え方が独特だが大丸の南多摩水再生センターの敷地だろうか。

えびの高原

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エピソード順を追って解析している当ブログでの紹介はまだ少し先になるが先月末、気になるニュースが流れてきていました。
第40話のロケ地、本郷猛復帰エピソードとして有名なえびの高原のしかもメインロケ地であった硫黄山に噴火の可能性があり立ち入り禁止になっているそうだ。

私自身はここ数年の間に4回、実はつい10月の初めにもここを訪れたばかりの直後のニュースで大変驚いた。ロケに使われた旧火口周辺は当時の映像では大量の硫黄の煙が立ち込める状態になっていた。42年経った今では煙こそ出ていないが釜部分は立ち入り禁止になってはいたが直近まで近づく事は可能だった。(実際、柵が無いので私含め観光客は自由に釜の中まで立ち入れた状態だが)
しかし、今回の警報で周囲1km立ち入れないとなるとちょっと事情が変わってきたようだ。
スノーマン戦で周囲に映っていた巨大な岩の多くは崩壊が進んでいるものも多かったし、絶妙なバランスで積みあがっている巨岩も少なくない。噴火どころかもし少し大きめの地震が来たらすぐにでも崩れ落ちてしまいそうな状態なのである。
このまま噴火せずに治まるかどうかは判らないが当時の雰囲気を残す場所だけに出来れば治まって前のように見学できる状態になってくれればいいのだが。
当分は予断が許せなそうだ。




駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

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また一つライダーロケ地が消えていきます。
16話で草加ノボルのプロレス試合会場として外観が使われた駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場が建て替え工事に入った。いや、7月から既に入っていました。
東京オリンピック誘致の際にいくつか64年オリンピックの際に建てられ老朽化の進んでいた建物が建て替え候補に入った。国立競技場に関しては何度もニュースに取り上げられていたので確認していましたが他の建物はまだ先だろうと思っていました。
しかも7月以降も何度も駒沢通りも通っていたのに改装だろうと高を括っていた自分が悔やまれます。慌てて見に行ったら辛うじて仮囲いの上に屋根のスロープが見えているので建物自体はまだ残っていましたが解体されてしまうのも時間の問題でしょう。


代田4丁目

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先日発売となった「仮面ライダー1971~1984 秘蔵写真と初公開資料で蘇る昭和ライダー10人」は平山亨先生の名義で出される出版物としては恐らく最後になるかと思われますがそれに見合う資料満載で、昭和ライダーを研究する上では外せない名著となったとのではないでしょうか。
ロケ地マニアとしては掲載資料の中でも旧1号編に助監としてつかれていた梅田氏の所有していた台本の書き込みや撮影スケジュール表等の記述を汲まなく検証して行きたいと思います。

幸運にも3年前のイベント「仮面ライダー40周年記念 ライダー大集合!」の際にその現物を僅かながら拝見させていただく機会に恵まれ、1話台本の書き込みからスナックアミーゴの場所にたどり着くことが出来ました。

掲載資料の1話撮影スケジュール表によるとルリ子の通う城北大学、スナックアミーゴの撮影が同日でそれらが梅が丘、明大前周辺だったと記載があり、今まで判明できないでいたルリ子の下校シーンも同じく梅ヶ丘だった事が確定した。道の勾配などから同じような住宅地ある生田スタジオ近くでは?といった私の仮説も否定された訳だ。

城北大学の撮影のあった明大前の日本学園中高等部周辺にも雰囲気の似た坂道があったので検証してみたがどこも一致せず、範囲を順番に梅ヶ丘方面へと言う事になったのだが日本学園から駅までの間にはそこまでの勾配と幅員を持った坂が存在しない。

で、そこから検証範囲を広げて行くと…ありました。
駅から羽根木公園を隔てた小田急線沿いの住宅地代田4丁目の一角。ストリートビューで擁壁やブロック塀が現存している事を確認、現地へ行ってきました。


大学の帰り道、不安げに歩くルリ子とその同級生ヒロミ。
ルリ子とヒロミの後ろ、ブロック塀下部の透かしブロックの紋様で確認することが出来る。
両脇の住宅はほとんど建て替わっているが擁壁や塀などがほぼそのまま残っている。(見切れているが右側の住宅は当時のままだった。)
撮影ポイントから下り方向は若干雰囲気が変わっている。一番左端のお宅の擁壁部のみそのまま。
ルリ子が倒れこむ擁壁はブロックの気泡を検証していけば位置を確定できるかと思ったが表面の風化や汚れもあり確定できなかった。なんとなく近い雰囲気のところで。(あながち間違いじゃないような…)


先述の書籍はまだまだ未到達のロケ地に関する記述があると思われるのでこれからも読み込んでいこうと思います。とりわけ旧1号編ではゲバコンドル決戦地など判ると嬉しいのですが…

この膨大な資料をまとめ上げてくださった堤氏はじめ編集に携わった皆様、今日まで資料を残していてくださった梅田味伸氏にはこの場を借りてあらためて感謝申し上げます。



ちなみにと言うとなんですが今週末の7日(日)は内田所長の命日ですね。

宮前区神木~けやき平

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第2話冒頭の”全日本選手権選抜レース”の走行シーンにインサートされるカットの中で後回しにしていた以下の3つを検証してきました。

①砂煙を上げながら斜面を下るシーン。後方に雑木林が見える。
 ②斜面を下る先にコンクリート塀。トンネルのような物も見える。
 ③やや高台を走る後ろに団地らしきものが確認出来る。
次の航空写真はレースシーンの撮られた宮前区神木からけやき平の71年4月時の航空写真。撮影から2ヵ月後なので恐らく大した変化は無かったという前提で検証していきます。
先の検証済みの場所でレース本部のテントがあったのは神木公演北西角の以下の場所。
写真中央の横断歩道あたり。
直線を疾走する背中越しのシーンは神木公園前の東西に走る道。

このジャンプするシーンは具体的に確定するのは難しいが地形から推測すると同公園から宮前区役所方向を見ているものと思われる。
ここまではほぼ同じエリアで撮影されていることが読み取れたのですぐに判った。
問題は最初の3ヵ所。後述するが条件から絞って行くと航空写真左側の丸のあたりで撮影されたと推測する。

まず①、これが一番難しく曖昧なままだが航空写真左側の丸の右側に見える林のあたりと見当してみたが今一つ確証が得られなかった。
次に②だが、下った先に見えるコンクリート塀が航空写真を見ると東名高速沿いに四角に小さく囲まれた人工物が見える。確認すると後に出来る宮前平グリーンハイツ付属のテニスコートで何故か団地そのものより先行して作られていた事が判る。(まだ団地部分の区画造成がままならない段階で既に形が確認出来る。)
また塀の先、高速下のトンネルは東名高速東京インターチェンジ直下を通る東京第7トンネル。
以上の条件から割り出すと現在の宮前平グリーンハイツ北側斜面の駐車場あたり(47号棟と48号棟の間あたり)を下っている事のなる。
③は同じエリアで一番高いあたりを走っていることになり後方に見える団地は高速を挟んで反対側の市営南平第2団地ということになるが推測した場所からは乱立した団地、東名高速の遮音壁で全く見通せず、なんとか探したところ東京インターチェンジ沿いの歩道からなんとか撮影してみた。



赤城神社

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桐子奪還に失敗したガマギラーたちは湿地帯にあるアジトに戻ってきた。

アジトの入り口として使われる湿地帯は桶川のホンダエアポート近くにある赤城神社付近。
ホンダの運営する荒川上流にある飛行場で小型のセスナやヘリ、飛行船の発着が主でスカイダイビングなどのレジャーのメッカとなっている。

走ってくるガマギラーたちの後方は滑走路~荒川方向。土手は当時よりかなり高く整地されている。当時の映像を見ると荒川対岸まで見通せている。
近年、放火にあったのが理由か判らないが劇中と同じ並びの稲荷社(?)の形も少し違いますね。

藤岡弘、氏 佐々木剛氏 芸能生活50周年記念W祝賀会

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 去る8月1日、2日に本郷猛を演じた藤岡弘、氏、一文字隼人を演じた佐々木剛氏の芸能生活50周年を記念し、ファン有志が主催した九州えびの高原、桜島ツアーが催された。えびの高原、桜島は言うまでも無くダブルライダー初競演の聖地である。
 今回、主催の方から協力の要請があり、ロケ地ガイド役として私も参加してきた。といってもまたとないこの機会に一ファンとしての参加である。旅のしおりとして同所を解説するA3二つ折りのチラシを製作、配布させていただいた。
100名限定との事で日本各地から参加があったが東京から向かうスタッフが私だけだったこともあり参加ゲストのエスコートもさせていただいた。同じ飛行機に佐々木氏、大野剣友会の佐野房信氏、MCの鈴木美潮さん、バイクスタントの大橋氏、滝和也役の千葉治郎氏と合流。仮面ライダー最終話でショッカーを壊滅し任務を終えた滝和也は羽田からFBI本部に帰還する…その滝和也と羽田空港で待ち合わせるなどそうそうできる経験ではない!佐野氏とは5年前のイベントでお話させていただいて以来であったがその際にロケ地の事を質問した私のことを覚えていてくださり、今回の移動の時間の合間にもいろいろと撮影時の話を聞かせていただくことが出来た。

 福岡空港に集合しバス3台に分乗し一路えびの高原へ。バスには3組に分かれたゲスト陣が同乗して行ったのだが、藤岡氏と乗り合わせた際に私の作った資料を眺めながら当時を懐かしむ姿を生で見られただけでも胸熱な時間だった。佐々木氏には普段から氏のオフィシャルファンクラブ弐剛会の会報誌に2号編ロケ地解説ページを連載させていただいています。コミケなどのイベント会場で会報誌の販売もされる場合もありますが興味ある方はぜひご入会を。

 最初の訪問地でスノーマン戦のロケ地でありダブルライダー初競演の地、えびの高原の硫黄山では昨年10月に火山性微動が続くとして一時は立ち入り禁止となっていったので今回のツアーもどうなることかと危ぶんでいたが、今年5月には禁止解除になり晴れて訪れることが出来た。(私自身は過去4度、最後は昨年の立ち入り禁止になる直前にも来ている。)
YOMIURI ONLINEの記事に掲載された藤岡氏、佐々木氏のツーショットは立ち居地を私のコーディネート(そんな大げさな話ではないが)で劇中でスノーマンを倒したダブルライダーが握手を交わす場所に立っていただいた。現地で咄嗟の事だったので自分の記憶だけが頼りだったがあながち間違っていなかった。帰って資料を見返して惜しむらくは映像と同じアングルにカメラ位置まで設定できたらよかったんですね。

 その日はえびの高原から程近い霧島ホテルへ。シークレットゲストのアマゾンライダー/山本大介を演じた岡崎徹氏も登場した祝賀会も盛会に終わり明け方近くまで参加された皆さんや佐々木氏と飲み明かし、部屋に戻ろうと廊下に出ると朝風呂に向かう藤岡氏と遭遇。思わずそのまま後に続き一緒に温泉に浸かり酔いを醒ました。

 眠い目を擦りながら2日目の目的地は桜島。行きのフェリーではお決まりのやぶ金のうどんを朝食代わりに。寝過ごしてホテルの朝飯が食べれなかったのもありますが、毎回このフェリーに乗ると九州らしい軟らかいうどんを食べるのが必須となってます。
私的なこのツアーのハイライト、40話冒頭で登場する桜島地震観測所(実際は京都大学の桜島観測所)の見学!しかも劇中で研究所員役の剣友会の岡田氏と佐野氏が同行!なんと同所所長様の計らいで撮影に使われた室内も許可していただき見せていただいた。まさかのことで普段ロケ地検証に行く際に持っていく劇中キャプチャ資料を室内シーンだった事もあり作っておらず、これも自分の記憶だけを頼りに探す。
 最後は41話ゴースター戦ロケ地の大正噴火慰霊の碑を見学。私の先導で溶岩と雑草の生えた荒地を見ながら炎天下の中、興奮する大人たち(笑)。下は20代から上は50代と親子ほどの幅広い参加者でしたがこの日は皆、童心に返り熱き昭和40年代の世界に思いを馳せることが出来たんではないでしょうか。
私は仮面ライダーのロケ地検証を始めてまだ6年ほどしか経っていませんが発表の場として始めたこのブログを通じていろんな方と知り合うことが出来、今回のロケ地ガイドに声をかけていただくに至ったと思います。このツアー参加は一つの成果であり、また今後につながるきっかけになったと思います。遅々として進まない拙ブログですが大まかな取材は仮面ライダー98話+映画2本終えていますので気長にお付き合いいただければと思います。(むしろ取材後に建物解体など状況の変化も発生し始めていますが…)

 この記事を書いている8月15日現在、再び桜島も噴火の可能性ありということで避難準備の警報が出ました。メインの目的地2箇所が数ヶ月の間に立ち入り禁止となりながらも無事に訪問することが出来たのは主催のT氏をはじめ参加者全員の思いがあってのことではないでしょうか。極度の雨男の私が参加しているのに両日とも好天に恵まれたのも同じく。
 お会いできた参加者の皆様、ゲストの皆様、主催のT氏、スタッフの有志の皆様お疲れ様でした。またこのような機会があればと切に願います。(来年は45周年だしロケ地オフ会とかでも企画しようかな。)

おまけ
放送話数順に紹介する拙ブログでは少し先の予定でしたがこちらが観測所内のシーン。現在は京大観測所は麓に移転していてここは普段は使われていないため観測設備もほとんど無く倉庫のように使われいた2階の一室である。劇中で木製だったサッシがアルミのものに変わっているが窓の前に当時外周を囲うように作られていた格子状の外装が見える事から同建物内だという事が判る。


【折口犯罪研究所】 柿生発電所 #1

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ショッカーの計画を知るという折口の研究所として使われたのは川崎市麻生区黒川にある柿生発電所
面影は残すものの設備はすっかり新しい物になっている。(2004~2005年に改修)
似たような縁石があったが別物かな?
折口に呼び出される一文字。
当時と変わらない間隔で建つ電柱。映りこむ擁壁は発電所の隣に建つ民家の物。
研究所に侵入しようとするガマギラー。
門やフェンスの高さがかなり高くなりました。写真を対比すると舗装されただけでなく地盤自体も高くなっているようです。
このシーンを見るとどうしてもこのCMが浮かびます。(0:45あたりから)
狙われていることが判っているのに呑気にバドミントンに興ずる折口の娘ルミコ。
映像の流れからフェンスの位置で合わせたが別の場所のようでした。

多摩美

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ショッカーの計画を知るアンデス探検隊の唯一の生き残り桐子を狙うガマギラー。
ガマギラーに襲われ逃げてきたのは当時の生田スタジオ裏の多摩美公園。多摩美2丁目の住宅地側から多摩美公園へと続く階段を降りてくる。階段自体はしっかりした物に作りかえられているが車止め(?)のポールは形状からして当時と同じ物。
変身する一文字。
変身しジャンプした先のガマギラーとの初戦は東映生田スタジオ前の造成地。ここは恐らく当時造成されたまま今に至っていて、現在は竹薮に埋もれてしまっている。
一時退散するガマギラー。
ここは生田スタジオから多摩美公園へ抜ける道。
ちなみにこの場所、800万円で絶賛販売中。やばい!仮面ライダーロケ地が手ごろな価格で買える!直接、聞いたところ不動産屋曰くかなり前から売りに出てるみたいで家を建てるには難ありだそうです。なので購入したら家を建てようとは考えずに"ガマギラー戦ロケ地の碑"なんてのを建てるのはどうでしょうか。
しかもこの土地には初期のサイクロン号特写などでおなじみ(?)のこの擁壁の一部が含まれます。この歴史の一部があなたの物に!!
だれか酔狂なマニアが買わないかな~

【折口犯罪研究所】 柿生発電所 #2

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ショッカー首領の正体を解明するために折口の研究所へ呼ばれた桐子。
敷地内の設備がすっかり変わっているのがよくわかる。乗ってきたクリーム色のコロナマークⅡは恐らく13話にショッカーの車として登場したものと同一と思われる。
追ってきたガマギラー。
角度が異なるので判りにくいが地下(?)の設備に通じる開口部は全て塞がれている。ライダーの後方に見える階段が現在の写真の赤丸の蓋状のあたりと思われる。
 後方に映るブルーの屋根の建物は同じものだと思われる。


東京の秘密飛行場

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劇中で「東京の秘密飛行場」と呼ばれるのは桶川の荒川河川敷にあるホンダエアポート
セスナの後ろに見える橋は荒川に掛かる埼玉県道12号川越栗橋線の太郎衛門橋。歩行者用の橋が増築されているので当時より橋脚が増えているのが判る。
先の発電所からこの空港に向かうサイクロンのシーンは丹沢の水無川と思われるライブ映像がインサートされる。恐らくヒトデンジャー撮影時の猿渡堰堤上流での撮影の物と思われるが、これは本エピソードの製作順による物と思われる。(恐らく何らかの理由で放送順が入れ替わっているが両話は撮影時期が近く同じ山田稔監督による。)

エンディングの河原は稲城市大丸の南多摩水再生センター裏の大丸堰。
対岸に見える設備は府中のコンクリート工場で生田作品の他に70年代の刑事ドラマにもよく登場している。現在は「府中郷土の森」として野球場や体育館が整備されている。
後方の土手は野生生物保護のために車の乗り入れが出来ないようになっていてご覧のように一面草に覆われているが近年山火事があり、下の写真とは少し雰囲気が異なる。(下の写真は5年ほど前)

鳥獣実験場

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怪しい電波を発信する洋館に潜入する一文字と滝…
この洋館は第10話でも使用された旧農商務省鳥獣実験場で現在の名称は森林総合研究所多摩森林科学園連光寺実験林(長い)。多摩市連光寺の旧聖蹟記念館のすぐ近くで記念館と同じように明治天皇が狩のためにこの地を訪れた事が由来している。

建物はご覧のように建て替わっているがディテールや雰囲気が当時の物を踏襲している。
以前、パルテノン多摩歴史ミュージアムでこの地の歴史について企画展が開催された際に刊行された冊子。コブラ男やアリキメデスに関する事には1行も割かれていないものの鳥獣実験場の古い写真も掲載されている。

多摩川大丸

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ショッカーのアジトから殺人蟻の卵を持だした滝。突然バイクの前に女が飛び出し…
ここは稲城市大丸の多摩川の土手でJR南武線の高架橋下。後方に見えている橋脚は南武線に併走する形で多摩川を渡る武蔵野線の橋脚。当時はまだ開通前の区間になる。
アリキメデスの化けた女の後ろは下流側の是政橋。当時のものとは架け換わっている。
追いついた一文字。
土手に見える看板は「東洋果汁(株)」、現在はサントリー食品工業と社名を替え現在も同所に健在。
エンディングのこちらも多摩川大丸堰近く。後方は南武線橋脚。

二ヶ領上河原堰堤

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殺人蟻の巣に落ちた一文字。
変身して脱出した先は多摩川の二ヶ領上河原堰堤上。

松下電器東京体育館

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レーシングクラブの危機を察知し変身する一文字。
一文字後方の螺旋状の特徴あるコンクリートの建物はかつて川崎市多摩区東三田に長沢浄水場に隣接して建っていた松下電器東京体育館。ご覧のように2003年に解体されて跡地には大型のマンションが建っている。同敷地には松下電器東京研修所、松下技研等があり2号ライダー時期に病院の外観などの設定で度々ロケに使われている。

下は75年国土地理院撮影の同所の航空写真。中央のゼビウスのピラミッドのような建物が体育館。左下に写るプールのような施設が長沢浄水場、右下は川崎国際生田緑地ゴルフ場。

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